
岡本綺堂による、時代劇舞台の探偵小説で、このジャンルの魁とも言える存在です。
大正時代の出版で、恐らくは単行本として出された最初のシリーズだと思います。
新作社の編集製作で、販売会社は文行社のものと、成光館のものが混在しています。
全5巻揃いですが、第1巻が文行社、第2巻〜第5巻が成光館です。
新作社・文行社発売/成光館出版部発売
先進社発行:昭和5年4月10日初版
甲賀三郎の著作は、ほとんど手にしていない。本書は、先進社の大衆文庫の一冊で、
あの竹中英太郎の装丁が素晴らしい。この文庫には、竹中英太郎装丁の江戸川乱歩作品集である、「名探偵・明智小五郎」も有る。明智探偵主人公作品を集めたもので、今では見ることも容易ではない一冊です。
甲賀三郎の随筆集。
原本は新小説社から、昭和9年に発行されているもので、手元の本は、覆刻版。
甲賀氏が書いた探偵と犯罪にかんする思いを集めた随筆集で、彼の考えをうかがうことが出来る良書であると思います。
新小説社:昭和9年6月5日発行
沖積舎覆刻版:平成10年9月30日