

Ten Little Niggers
現在から見るとなんとも凄い題名の一冊。クリスティの人種上の好き嫌いは、かなり強く持っていたこと分かる。
原書は、クライムクラブのオリジナルカバーの一冊で、初版とは背景色が異なります。
閉ざされた孤島という閉塞された舞台で、効果の高い演出。連続殺人と被害者達の怪しい背景。オリエント急行でも描かれたクリスティ女史の巧みな人物像描写は、本作では秀逸の極地にあると思います。
クリスティ作品で最もよく知られた作品といえましょう。
アメリカ版は、当然のように題名を変更しています。
「And Then There were None」
この題名が、邦訳でも一般的になっています。
そして誰もいなくなった
コンパクトなデザインのポケミス版。